トピックス

母との約束(2003年4月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 昭和四十一年五月、十九歳だった私は、父を交通事故で突然亡くしました。 遺影は私の部屋に掛けていますが、毎日ながめながら享年五十三歳で亡くなった父より、私のほうが年を取ってしまったことに感慨をおぼえています。 父の通夜の夜、母が私を呼び、酒屋の跡を取るように言いました。


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経営革新のプロセス(2003年3月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 宮下酒造(株)では、平成十二年八月に経営革新支援法による経営革新計画の承認を受けており、現在その計画を実施に移している最中です。 まさに実行中であり、その成果を今評価することはできませんが、少しずつ行動の革新が、企業体質の変化につながりつつあるように思っています。


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備前児島酒(2003年2月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 今回は城下町の銘酒として有名になっていた「備前児島酒」について、加藤百一氏の「城下町の銘酒」(日本醸造協会誌第九七巻第十号)を参考にして書きます。

 「備前児島酒」というブランド名が最初にでてくるのは、宇喜多秀家から「児島大樽」を拝領したという「鹿苑日録」(一五九七年三月二二日条)の記事であるといわれています。 鹿苑日録は鹿苑院の歴代僧録の日記を集めたものです。 また、その他の史料にも見られますので、「備前児島酒」が京において銘酒として知られていたことが推察できます。


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「地産地消運動」について(2002年12月号)

岡山県酒造組合連合会
会長 宮下附一竜

 「地産地消」という言葉をお聞きになったことがありますか?

 「地産地消運動」とは「地域で生産されたものは、地域で消費しよう」という運動です。なぜこのようなことが言われだしたのでしょうか。


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「荒走り」の誕生(2002年11月)

宮下酒造株式会社 企画研究部

 当社の平成14年度の清酒製造は今までで一番早い9月30日から始まりました。 これは今年度から蔵人(季節労働者)にかわって当社社員による酒造りをスタートさせたためでした。 つまり、一週間に前年度は3.5本仕込みを行っていたのが、今年度は2本仕込むだけにかわり、短期間でたくさん仕込むのではなくて長期間で仕込むことにより労働負担を軽くしようと試みたからです。 ですから、9月30日という早い時期からスタートし、6月の初旬まで酒造りをする予定になっています。


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「武蔵鍔」について(2002年11月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 2003年度のNHKの大河ドラマに「宮本武蔵」が決まり、岡山県ではこの機会を利用して、観光に力を入れようとしています。 そこで、当社といたしましても「武蔵鍔」(むさしつば)という銘柄の清酒を11月より新発売いたしました。


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うまさ発見!まるごと岡山の酒2002開会挨拶(2002年10月号)

岡山県酒造組合連合会
会長 宮下附一竜

 「うまさ発見!まるごと岡山の酒2002」を開催いたしましたところ、岡山の県産酒をご支援いただいている皆様方にかくも大勢、お忙しい中お集まりいただき、このように盛大に開会できますことを、まずもって厚くお礼申し上げます。

 さて、本日は10月1日でございますが、今から24年前私たちの上部団体である日本酒造組合中央会が「10月1日は日本酒の日」と決め、PRのキャンペーンを始めております。 なぜ10月1日が日本酒の日かにつきましては、皆さまにお配りした資料をご覧ください。


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お酒の種類についてその2(2002年9月)

宮下酒造株式会社 企画研究部

 先月、「お酒の種類についてその1」に大まかにお話をさせていただきましたが、今月は各酒類について詳しくお話させていただきたいと思います。 先月もお話しましたとおり、醸造酒には清酒、ビール、果実酒(ワイン)があり、蒸留酒には焼酎(甲類、乙類)、ウイスキー、ブランデー、スピリッツ(ウオッカ、ジン、ラムなど)があり、混成酒にはリキュール(梅酒など)、甘味果実酒、合成清酒、みりん、雑酒(発泡酒など)があります。


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平成15年度税制改正等に関する要望書(案)(2002年9月号)

全国地ビール醸造者協議会
会長 宮下附一竜

 平成15年度の税制改正につきまして、全国地ビール醸造者協議会(105社)の要望として下記事項を要望いたしますのでよろしくお願い申し上げます。

 第一 ビールと発泡酒を同じ分類である「麦芽酒」に統一していただきたい。


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