新年のご挨拶(2024年1月号)
頌 春
令和六年甲辰歳の新春を寿ぎ、謹んで皆様のご清福を心よりお祈り申し上げます
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
新しい年の初めにあたり、日頃大変お世話様になっている皆様にひと言ご挨拶させていただきます。昨年(2023年)の我社を取り巻く環境は、厳しいものがありました。
5月には新型コロナウイルス感染症は感染症法上の5類に移行し、社会・経済活動の正常化が徐々に進みましたが、一方インフレの影響で資材や燃料等の大幅な値上がりがあり、10月にはビール価格の改定を実施せざるを得ませんでした。こうした値上げが消費の下押し圧力となり売上に影響がありました。また、好調であった中国への輸出も、日中関係の悪化に伴い低調でした。一方で人手不足感が強まり、労働賃金の上昇が企業収益の低下をもたらしています。
このような厳しい昨年の経済環境でしたが、10月には期待の新製品「合奏」シリーズを発売いたしました。社員一丸となって拡売に努力いたしていますので皆様のご支援をお願い申し上げます。
本年(2024年)も大変困難な状況は変わらないと見込まれますが、我社の経営理念である「クラフト酒文化の創造をめざす」を堅持し、本物でおいしい、美しい酒を提供することによって、お客様の喜びと幸せに貢献してまいります。何卒応援の程お願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。