新春のご挨拶(2006年1月号)
謹んで新春のご祝詞を申し上げます
宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜
平成18年丙戌歳(ひのえいぬ)の新春を迎え、謹んで皆様のご清福を衷心よりお祈り申し上げます。
さて、今年は十二支の11番目の戌歳ですが、「戌」の字解は“一印”に“戈”(ほこ)を加えたもので、刃物で作物を刈り取って一まとめに束ね収穫するという意味だそうです。
実は、私は戌歳で、今年還暦を迎えました。「戌」の字解のように、これまでの人生の総まとめとして、大きな収穫を実現すべく努力してまいりたいと新年にあたり念願いたしております。
20歳で酒造業を継ぎ、約40年間皆様にお世話になり今日を迎えておりますが、その歩みはまことに緩やかで、まだ十分に自己実現できているとはおもえません。高望みするわけではありませんが、人生の終盤を迎え、もう少し夢に近づきたいものだと念願いたしているところです。
「戌」は「犬」に擬えられますが、「花咲爺」に登場する犬のように金運福運をもたらしたいものです。
年頭に当たり、皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願い申し上げます。