新酒の誕生とこれからの挑戦（2004年12月） | 宮下酒造株式会社

宮下酒造株式会社 企画研究部

　平成16年度の清酒製造を開始し、にごり酒、無濾過原酒、荒走り原酒など次々と新酒が誕生しています。 今年の米は夏場までは順調に成長したものの、度重なって上陸した台風の被害によって、昨年よりもできが悪いとのことでした。 昨年も長雨と冷夏のせいで米の熟成が不十分でしたが、今年も同じような傾向にあるようです。ですから、熟成が不十分ですので、十分に米を水に浸ける（浸漬する）ことによって、米の旨みを引き出すように気をつけて酒造りを行っております。 そうしてできあがった新酒はふくよかで味のりがよく、新鮮で芳醇な香りのする酒ができたと思います。

　社員による酒造りを本格化してから3年、今年度は大きな節目の年度となるような気がします。 製造社員も酒造りに慣れ、次第に自分たちの酒造りのスタイルを築きつつあります。 小畑杜氏を筆頭にいい酒を造りたいという『熱意』をもって酒造りに挑戦しています。 来年の1月からは大吟醸を仕込みます。きっと、いい美酒を醸し出してくれることと期待しております。