平成15年度の酒造り開始 「テーマは技術の継承と新しい酒造りへの挑戦」(2003年10月)
宮下酒造株式会社 企画研究部
この9月29日から平成15年度の酒造りを開始しました。 昨年度から弊社は「社員による酒造り」を本格化させ、今年度で2年目になりますが、準備も小畑清酒製造課長のもと着実に進め、順調なスタートを切ることができました。 メンバーも新しい社員が2名加わり、計8名で気持ちを新たにして酒造りを行っております。
今年度は「技術の継承と新しい酒造りへの挑戦」というテーマをかかげ、酒造りに取り組みたいと考えています。 まず何といっても基本的な酒造りの技術を習得し着実に実践できなくてはなりません。 ですから、常に日々の酒造りを通して、弊社杜氏中浜昭夫氏の指導を受け、また酒造りに関する書物や講習などで勉強し実行していかなくてはなりません。 これはいうまでもないことですが、社員ひとりひとりが努力していかなくてはならないことだと思います。
そして、「社員による酒造り」の強みである営業社員との横の繋がりを利用し、新しい酒を生み出していくとういう挑戦をしなくてはなりません。 昨年も発泡清酒など新製品を造りましたが、一層創造力を働かせて新しい酒造りに取り組んでいきたいと思います。
1年目に比べ、2年目になりますと、社員の顔つきもだいぶ精悍になり、ただ作業をするのではなくてどのようにすればうまくいくのかを自ら考え、勉強し実践していくといったスタンスになってきたような気がします。 この姿勢で取り組んでいけば必ず数年後には大きな花を咲き開かせることができるのではないかと思います。
今年度どのようなお酒が生まれるのだろうかという期待と不安がありますが、必ずやいいお酒ができることを信じております。 今年最初のお酒は11月初旬には出来上がる予定です。 お客様におかれましては今しばらく新酒ができるのをお待ちいただきますようよろしくお願い申し上げます。