うまさ発見!まるごと岡山の酒2002開会挨拶(2002年10月号)
岡山県酒造組合連合会
会長 宮下附一竜
「うまさ発見!まるごと岡山の酒2002」を開催いたしましたところ、岡山の県産酒をご支援いただいている皆様方にかくも大勢、お忙しい中お集まりいただき、このように盛大に開会できますことを、まずもって厚くお礼申し上げます。
さて、本日は10月1日でございますが、今から24年前私たちの上部団体である日本酒造組合中央会が「10月1日は日本酒の日」と決め、PRのキャンペーンを始めております。 なぜ10月1日が日本酒の日かにつきましては、皆さまにお配りした資料をご覧ください。
「うまさ発見!まるごと岡山の酒」のイベントも本年で4回目を迎えておりますが、今回は「うまい地酒と郷土料理を楽しむ会」と銘打ちまして参加者を新聞で募集させていただきました。 先着200名で募集させていただきましたが、多数の応募をいただいたため、本日参加できなかった皆様にはご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 私たちはこの会を、銘醸地「岡山」の復活をめざす「岡山県産酒の再生戦略」の最も重要な活動の一つと位置付けております。
すなわち、岡山の酒の再生をはかるためには、岡山県にはこんなにたくさんの日本酒があり、他の県の酒に負けない品質であるということをまず知っていただくことが一番だと考えるからです。
次に本日より「蔵元スタンプラリー」を始めましたが、お客様である皆さまと私たち蔵元との接点を広げ、コミュニケーションを深め、皆さまに岡山の酒の熱心なファンになっていただくことが目標です。 本日のこの場を利用していただき、ハッピを着た蔵元と酒談義をしていただければ幸いです。
ところで、話は変わるのですが、日本酒造組合中央会では本日より「Osakeテラピー」という運動をスタートしています。 この「Osakeテラピー」という運動は、日本酒の支持者を拡大するために若い年代の有職女性をターゲットにして商品開発や広告を展開しようというものです。
そこで、岡山県としてもこの「Osakeテラピー」運動に参加することとし、本日より新発売される「おかやま雄町米純米酒」のうち、300mlをOsakeテラピーのお酒としております。 女性の方に飲んでいただきたいお酒ですので、ぜひともご試飲いただき感想を聞かせていただきたいと思います。
さて、私は、銘醸地は動くと思います。いや、銘醸地は動くのではなくて、高い志を持った造り手によってつくり出されるものだと確信しています。 今若い社員たちが伝統を継承しながら、酒造りに挑戦してくれています。かれらによって近い将来、銘醸地岡山の復活がなされていくと確信しています。
どうか本日ご参加の皆様の絶大なるご支援をお願い申し上げます。
最後になりましたが、石井岡山県知事をはじめとして大勢のご来賓の方々にお忙しいところご参加いただいております。 また、当メルパルク様にも大変お世話様になり誠にありがとうございます。 そして、本日ご参加いただきましたの会場の皆々様に衷心より、厚く厚くお礼申し上げます。
どうぞ、ごゆっくりとうまい地酒と郷土料理をお楽しみください。
本当にありがとうございました。