酒造米

酒造米のルーツ「雄町米」(2009年11月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

(1) 酒造米のルーツといわれる「雄町」は、備前国上道郡高島村雄町(現在の岡山市中区雄町、弊社のごく近く)の篤農家岸本甚造が、1859(安政6)年伯耆大山へ参拝した帰りに見つけた2本の穂を持ち帰り、選抜を重ねて、1866(慶応2)年「二本草」と命名したものの直系の子孫で、1922年に純系分離されたのもが「雄町」といわれている。戦前は酒米として普及したが、戦後は衰えたが、1990年以降高級酒向けに需要がたかまっている。


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