「寒造り」について(2002年2月号)
宮下酒造株式会社
社長 宮下 附一竜
寒さの最も厳しい季節ですが、皆さまお元気でご活躍のこととお慶び申し上げます。
さて、この一番寒い時が「吟醸造り」の最盛期となります。 気温の低い厳冬に醸造することによって酒質のすぐれた清酒ができるといわれ、現在では全国で「寒造り」が行われています。弊社でも杜氏をはじめ、蔵人、酒造りを勉強している若い社員によって、品評会に出品する大吟醸酒が懸命に醸造されています。 蔵の中は緊張感でピリピリしています。 彼らの熱意によってすばらしい酒が誕生することを祈っています。