日本経済新聞

2016年9月3日土曜日 日本経済新聞 蒸留酒にハーブ配合 コリアンダーなど 宮下酒造、高島屋で販売

2016年9月3日土曜日 日本経済新聞 蒸留酒にハーブ配合 コリアンダーなど 宮下酒造、高島屋で販売

酒造会社の宮下酒造(岡山市)は蒸留酒「クラフトジン岡山」を発売する。同社製の米焼酎をベースにジュニパーベリーやコリアンダーなどの香味植物を配合する。10月下旬から販売する予定だが、28日に高島屋全店で先行販売する。希望小売価格は200ミリリットルで税抜き2千円、500ミリリットルで5千円。

蒸留した後、焼酎を貯蔵していたカシのたるに移して貯蔵する。カシのたるを使う工程は国内では珍しいという。アルコール度数は50度。

同社は日本酒やクラフトビールを中心に生産している。2011年からウイスキーの製造を始めた。15年にドイツ製の蒸留器を導入して、岡山蒸溜所として運用している。

クラフトジン岡山は新たな蒸留器で生産する商品の第1号となる。

「凌ぎの時代」(2009年9月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

 平成21年9月11日の日本経済新聞において、佐々木毅学習院大学教授は、「21世紀前半の日本社会は、人口減少と高齢化などに備え、その持てる資源と知恵を最大限に活用すべき凌(しの)ぎの時代にある。」と述べている。


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2008年11月11日火曜日 日本経済新聞 岡山産品 産学で新機軸 ブドウ皮で機能性飲料

岡山産品 産学で新機軸 ブドウ皮で機能性飲料

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 また財団は岡山理科大学や健康食品製造のアルファ・ファイブ(岡山市)などと共同で、県産のブドウであるピオーネの皮に含まれる抗酸化成分を生かした飲料を商品化した。皮を高圧処理して成分を抽出・加工した商品で、肌を美しくする効果が期待できるという。「美オーネ」の商品名で、アルファ社がインターネットなどで販売を始めた。価格は一本(50ミリリットル)750円で十万本以上の販売を目指す。

2004年8月24日火曜日 日本経済新聞 シークワーサー+焼酎

シークワーサー+焼酎

 清酒メーカーの宮下酒造(岡山市、宮下附一竜社長)は25日、沖縄産の果物であるシークワーサーの果汁と焼酎をブレンドしたリキュール「しぃくゎ酎」を発売する。 さわやかなかんきつ系の香りを特徴とする焼酎として、主に若者や女性を対象に販売する。

 新製品は「シークワーサーの果汁をふんだんに使った」という。 価格は500ミリリットル入りが1本840円、300ミリリットル入り1本が525円。 初年度は合計で1万本の販売を見込んでいる。

 同社はこれまで梅酒とカリン酒の2種類のリキュールを製造しており、今回で3種類目。

2004年4月6日火曜日 日本経済新聞 サワラ料理に地酒はいかが?岡山商議所など開発

サワラ料理に地酒はいかが?岡山商議所など開発

 岡山商工会議所の「さわら料理を岡山名物に育てる会」(会長・岡崎彬同会議所会頭)は、岡山県の取扱量が全国一のサワラを県内外に広めようと、サワラ料理に合う日本酒を地元のメーカーと共同開発した。

 名称は同会議所が全国から募集し、集まった約1500種類の中から「瀬戸の魚島(うおじま)」に決まった。新製品は清酒メーカーの宮下酒造(岡山市、宮下附一竜社長)が製造した純米吟醸酒で、味はやや辛口。 「脂肪が多く濃厚な味のサワラ料理によく合う」(宮下社長)という。 720ミリリットル入りで価格は1575円。6日に発売し、3000本の販売を目指している。

 同会議所は岡山県出身の前阪神タイガース監督、星野仙一氏を「さわら大使」に任命。 昨年9月に「育てる会」を設立し、県観光連盟とキャンペーンを実施するなど県特産のサワラのアピールに力を入れている。 同会議所は「新製品の発売をサワラの消費量アップにつなげたい」としている。

2003年5月8日木曜日 日本経済新聞 宮下酒造 清酒、発泡タイプ投入 若者や女性向け 清涼感で需要喚起

宮下酒造 清酒、発泡タイプ投入

 日本酒メーカーの宮下酒造(岡山市、宮下附一竜社長)は発泡清酒事業に進出する。 清酒に炭酸ガスを吹き込み、リンゴ酸を出す酵母で造った微発泡純米吟醸「Happish(ハピッシュ)」を八日に発売、清涼感を前面に出し若者や女性向けに売り込む。 新規分野への参入で、低迷する日本酒の需要喚起を狙う。

 ハピッシュは瓶詰めした清酒に炭酸ガスを吹き込んで造った。 発泡清酒は瓶内の二次発酵で炭酸ガスを発生させることが多いが、発酵後に酵母からアミノ酸が出て味が濃くなったり、酵母臭がついたりするという。 宮下酒造は地ビールの製造技術を応用し瓶への充てん時などに炭酸ガスを注入。ビールより少ない泡立ちで飲みやすくした。

 粒が大きい岡山特産の雄町米(おまちまい)を使い、アルコール分は一三%と同社製の清酒(一五%が主)よりやや低め。 リンゴ酸を造る酵母を使い、甘酸っぱさを出した。 「和製シャンパン」との位置づけから細めの瓶を使用、パーティーなどでの需要を見込む。 5百ミリリットル入りで価格は千円。インターネット直販などで千本を販売する。

 同社は一九九五年七月に地ビール事業に参入。 全国的なブームからピーク時は年六百五十キロリットルを販売したが、現在は四分の一にまで減少。 焼酎人気で日本酒の販売も減り、昨年十月から発泡清酒の開発を始めた。 日本酒造組合中央会によると、全国で約三十社以上が製造しているという。

 宮下社長は「日本酒の需要を呼び起こすために、清酒離れが進んでいるとされる若者や女性を取り込みたい」と話している。