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2015年3月20日金曜日 山陽新聞 美咲の3セクが米焼酎22日発売 合併10周年を記念

2015年3月20日金曜日 山陽新聞 美咲の3セクが米焼酎22日発売 合併10周年を記念

 岡山県美咲町の第三セクター・美咲物産(同町原田)は、町の合併10周年を記念した米焼酎を商品化し“誕生日”の22日に発売する。従来の商品「本格焼酎 美咲」のラベルを新調、容量を300ミリリットルから家庭用サイズの720ミリリットルに増やしている。

 農林水産省の「日本の棚田百選」の一つ、同町大垪和西地区で収穫した棚田米と町産ソバを使い、宮下酒造(岡山市中区西川原)が醸造。ソバの風味が豊かで、まろやかな味に仕上げているという。アルコール度は25%。ラベルには「岡山美咲町誕生一〇周年記念焼酎」と記している。

 美咲物産は2013年に「本格焼酎 美咲」を発売。土産用として利用が多いが、容量は300ミリリットルの1種類しかなく、家庭でも楽しめるサイズの要望が寄せられていたという。合併10周年の記念商品を検討していたこともあり、新たに仕込んだ約1千本を新商品として仕立て直した。

 同社は「ソバ風味の米焼酎は珍しく味わい深い。美咲の知名度アップにも貢献したい」としている。720ミリリットルは1200円(税別)、300ミリリットルは800円(同)。美咲物産のほか、岡山市の酒販店などで扱っている。

 美咲町は05年3月22日、中央、旭、柵原の旧3町が対等合併して誕生した。

2015年2月7日土曜日 山陽新聞 宮下酒造、酒米「雄町」で生原酒 新鮮な香り、100本限定で発売

2015年2月7日土曜日 山陽新聞 宮下酒造、酒米「雄町」で生原酒 新鮮な香り、100本限定で発売

 宮下酒造(岡山市中区西川原)は6日、酒米「雄町」で仕込んだ特別純米の生原酒を100本限定で発売した。

 生原酒は加熱や加水処理をしていない酒で、新鮮な香りと濃厚な味わいが特長。商品名は「極聖 特別純米 高島雄町」で、岡山市中区高島地区で収穫された雄町米を使った。精米歩合は60%。アルコール度は17~18%。500ミリリットル入り1350円。

 岡山県内の百貨店や、イオンモール岡山(同市北区下石井)内の直営店などで扱う。宮下酒造によると、生原酒は品質管理が難しいため、蔵元での直売が多く、店頭に並ぶのは少ないという。

 宮下晃一専務は「日本酒本来の味を楽しんでほしい。顧客の反応をみながら増産も検討する」と話している。

 雄町米は「山田錦」や「五百万石」といった代表的な酒米のルーツ。江戸時代に、高島地区で見つかり栽培が始まったとされる。