岡山日日新聞

2010年12月06日月曜日 岡山日日新聞 シャンパン酵母で「スパークリング」 宮下酒造が新「独歩」

シャンパン酵母で「スパークリング」

 宮下酒造(岡山市中区西川原、宮下附一竜社長)は10日、シャンパン風ビール「独歩 スパークリングビール」を発売する。

 ビール酵母の代わりにシャンパン酵母を使用。隠し味に雄町米を使い、まろやかさを出した。少し酸味があるが、軽い口当たりで飲みやすいという。シャンパン酵母の効果で、フルーティーな香りと強めの炭酸が特徴。

 330ミリリットル入りで472円。アルコール度数は5%。2万本の限定生産で、岡山県内のデパート、スーパー、酒販店などで販売する。バレンタインシーズンまでの完売を目指している。

 近年、スパークリングワインなど、炭酸系の酒が人気であることに着目し開発した。同社は「ライトで泡立ちがよく、女性でも気軽に飲めるのでぜひ一度飲んでほしい」と呼び掛けていた。

2010年02月04日木曜日 岡山日日新聞 個性派のバレンタイン

個性派のバレンタイン

もうすぐ2月14日のバレンタインデー。定番のチョコレートをプレゼントするのもいいが、「今年は違うものを」と考えている人には、宮下酒造(岡山市中区西川原)が冬季限定発売する「チョコレート独歩」(330ミリリットル、420円)がぴったり。

中元や歳暮に代わる季節商品を発掘しようと、06年に開発されたチョコレート独歩。地ビール「独歩」にカカオ風味を加え、試行錯誤の末に完成した。4年目を迎え、県内をはじめ県外への周知も高まってきた。

甘さは控えめだが、しっかりしたカカオの味わいと香りが特徴。ピルスナー、ウィート、ミュンヘンなど7種類の麦芽を原料にして、通常よりホップの量を減らし、カカオエキスを加え、香り豊かでまろやかな味わいとなった。

「”チョコレートらしさ”とビールの融合が難しかった」と同社の宮下附一竜社長は開発の苦労を振り返る。完成してからも改良を重ね、年々品質は向上している。

楽天などショッピングモールにも出品し、ネット販売での注文も年々増えている。

同じく冬季限定発売の「ホワイトチョコレート独歩」(330ミリリットル、472円)も人気商品。ビール生地とホワイトチョコレートを組み合わせ、07年に誕生した。

味が調和するように、麦芽の組み合わせや配合を変え、オレンジピール、カカオエキスなどを加えて完成。ホワイトチョコレート独特のまろやかな風味を残し、後味はすっきりしている。

どちらも1月に発売し、2月中旬ごろまで市場に出回る。冬季限定では、イチゴの香りと甘酸っぱさが楽しめる「ストロベリー独歩」(330ミリリットル、472円)も注目の商品だ。

そのまま飲むほかに、同社は「チョコレートリキュール 愛のキューピット」(250ミリリットル、630円)を組み合わせ、カクテルにする飲み方も提案する。一味違った風味で、よりリッチな気分になる。

「県内の女性が、親しい県外の男性にプレゼントするパターンが結構多い」と宮下社長。話題作りに一役買っているようだ。

開発当初、バレンタイン市場に同業者はほとんどいなかった。しかし、近年は大手他社が参入するなど、競争が激化しているという。

県内外の百貨店、スーパーマーケット、酒店のほか、インターネット(https://www.msb.co.jp/)でも販売している。

2009年12月22日火曜日 岡山日日新聞 宮下酒造が新酒発売

宮下酒造が新酒発売

 宮下酒造(岡山市中区西川原、宮下附一竜社長)は、クリスマスシーズンに向け「チョコレートリキュール 愛のキューピット」を発売した。

 同社の米焼酎にカカオエキスをブレンド。口当たりはなめらかで、甘さはしつこくなく、すっきりとした飲み口に仕上げた。ロックがお薦めで、ホットや牛乳で割ってもおいしいという。

 250ml入りで630円。アルコール度数は10%。岡山県内のコンビニ、デパート、酒販店などで販売し、初年度1万本の売り上げを見込んでいる。

 同社は「いろんな楽しみ方があるので、自分好みの飲み方を見つけてほしい」と話していた。

2009年11月06日金曜日 岡山日日新聞 宮下酒造 ビール2種新発売 「牡蠣に合う白」「雄町米ラガー」

宮下酒造 ビール2種新発売 「牡蠣に合う白」「雄町米ラガー」

 宮下酒造(岡山市中区西川原、宮下附一竜社長)は1日、「牡蠣(かき)に合う白ビール」「雄町米ラガービール」を発売した。

 白ビールは、カキとの相性を考え、大麦麦芽に小麦麦芽を50%投入、酸味の効いた辛口に仕上げた。小麦の使用でにごっているため、白ビールと呼ばれる。

 08年7月発売の「ウナギに合うビール」に続く第2弾。

 ラガービールは、岡山らしい地ビールを造ろうと、日本酒に使われる雄町米を20%使用。軽くさわやかな飲み口で、米のうまみも効かせた。

 両ビールともアルコール度数5%、330ミリリットル入り。価格は420円で、県内のデパート、スーパー、酒販店で販売される。各1万本生産される。

 宮下社長は「ユニークな商品で、酒文化を向上させたい」と意気込んている。

2008年8月1日金曜日 岡山日日新聞 「備前児島酒」を復元 政令市祝い今秋発売

「備前児島酒」を復元 政令市祝い今秋発売

 宮下酒造(岡山市西川原、宮下附一竜社長)は、岡山市の政令市移行を記念した日本酒「備前児島酒」を今秋から発売する。政令市移行を祝う日本酒の発売は初めて。

 1590年ごろ、児島半島にある同市郡地区の酒屋で醸造された「備前児島酒」は、宇喜多秀家(1572-1655)が豊臣秀吉の茶会に持ち寄り、評判を受けたという逸話がある。

 酒屋と岡山の町の結び付きも深く、1595年に秀家が岡山城を新築する際、郡地区の酒屋を城下町に移したことに始まったとされる。

 当時の酒を再現しようと、同社が製造に着手。当時の文献を頼りに今春までに完成させた。

 レトロ感漂う青色の瓶に入った「備前児島酒」は、県産雄町米を使用し、麹(こうじ)割合は33%と現在の日本酒(20%)と比べ高くアミノ酸たっぷり。水で薄める割合も少なく、甘さを引き立てた。二段仕込みにより酸味を上げ、濃厚な味わいにアクセントを利かせた。

 今回は「備前児島酒」の製造開始と同時期に伝来した焼酎をセットで発売する。銘柄は本格焼酎「岡山物語」。米焼酎でアルコール度数は35度と高めだが、シェリーだるで長期熟成しており、まろやかな味に仕上がった。

 2本各500ミリリットルで3675円。政令市移行が閣議決定された日から、百貨店などで発売を始める。今年は限定800セットだが、来年春までに増産も計画している。

 宮下社長は「何かできないかと手探りで挑戦した。岡山市の発展は宇喜多秀家が原点と思いをはせなあら、味わってほしい」と話している。

2008年7月1日火曜日 岡山日日新聞 「うなぎに合うビール」宮下酒造 開発

「うなぎに合うビール」宮下酒造 開発

 土用の丑(うし)の日(24日、8月5日)にウナギに並ぶ新しい名物を作ろうと、宮下酒造(岡山市西川原、宮下附一竜社長)が「うなぎに合うビール」=写真=を全国で初めて開発し、1日から販売を始めた。

 ドイツの醸造法で作られたシュバルツビールと呼ばれる黒ビールで、香ばしい麦芽の香りと濃厚な味わいが特徴。ウナギなどのこってりした食べ物には、黒ビールのようなコクのある酒が合うちう。

 宮下社長が、土用の丑の日にウナギを食べるのは「丑の日は災難を受けやすい日」という言い伝えから、丑の方角(北)の守護神で黒い神である「玄武」を祭る意味で黒いものを食べるようになったという由来を聞き、黒ビールの発売を企画した。

 夏季限定商品で、県内の百貨店やスーパー、ウナギを取り扱う飲食店などのほか、東京や大阪などでも販売される。容量は330ミリリットル。価格は357円。

 宮下社長は「ウナギとの相性は絶妙。丑の日の定番として徐々に定着させたい」と話している。

2008年2月13日水曜日 岡山日日新聞 大人のバレンタイン 宮下酒造 チョコレート独歩限定発売

大人のバレンタイン 宮下酒造 チョコレート独歩限定発売

 宮下酒造(岡山市西川原)は、バレンタインに合わせて今回も冬季限定の「チョコレート独歩」を限定発売している。

 甘いものが苦手な男性向けに、チョコレートに代わるバレンタインの贈り物として定着を目指している。

 06年より発売しているが、今回は製法を一新。7種の麦芽を従来より多めに使い、まろやかで深みあるビール本来の味わいに、カカオエキスによるチョコレートの香りをマッチさせている。ラベルもリニューアルした。

 アルコール度数は5%で、1本当たり330ミリ入りで420円。6本セットで2835円。「ホワイトチョコレート独歩」も組み合わせてのセット商品もある。問い合わせは同社(086-272-5594)へ。

2007年9月5日水曜日 岡山日日新聞 企業トピックス Okayama 長寿祈願の味わい 純米酒と本格焼酎発売

企業トピックス Okayama 長寿祈願の味わい 純米酒と本格焼酎発売

 17日の敬老の日を前に、宮下酒造(岡山市西川原)は3日、長寿祈願をした純米酒と本格焼酎を発売した。

 8月21日に吉備津神社(岡山市吉備津)から宮司を招き、宮下附一竜社長以下、社員も同席し長寿祈願を実施。「酒は百薬の長」と呼ばれることから「お年寄りに長生きしてほしいというメッセージを込めた」(同社)という。

 純米酒(アルコール度数16.5度)はやや辛口。深みのある味わいが特徴で、冷酒でも熱かんでも楽しめる。本格焼酎(同25度)は米焼酎を熟成させたまろやかな風味で、ロックでも水割りでもコクのある飲み口を味わえる。

 合計2千本の限定生産で、発売も17日までの期間限定。贈答用としての需要を見込む。ともに720ミリリットル入りで、1050円。県内の百貨店やスーパーなどで販売している。

2007年5月24日木曜日 岡山日日新聞 日本初ビール蒸留酒発売 上品にホップ香る ビア・スピリッツ オールド・独歩

日本初ビール蒸留酒発売 上品にホップ香る ビア・スピリッツ オールド・独歩

 宮下酒造(岡山市西川原)は、「日本初」というビールの蒸留酒「ビア・スピリッツ オールド・独歩」を5月末に発売する

 ドイツ産麦芽100%の地ビール「独歩」を蒸留し、樫のたるで5年以上熟成させた。熟成した麦とたるの豊かな香りが調和し、アロマホップのアクセントも利いた上品な味わいという。

 発売から12年を迎えた「独歩」のバラエティー化を図るため開発した。同社では「発行した穀類を蒸留したウイスキーとは異なり、ビールそのものを蒸留した。『独歩』のうまみが凝縮され、新しい味を楽しめます」としている。

 ラベルの文字は書道家片山竜篁(りゅうこう)氏が揮ごうした。アルコール度数40%。720ミリリットル入りで価格は4725円。県内の百貨店などで販売する。

 また、同社ホームページ(https://www.msb.co.jp/)で、木箱入り(5250円)の予約を受け付けている。問い合わせは同社(086-272-5594)へ。

2007年1月18日木曜日 岡山日日新聞 チョコ香る発泡酒 限定1万本発売

チョコ香る発泡酒 限定1万本発売

 バレンタインデーのプレゼントにいかが――。宮下酒造(岡山市西川原)は22日から、「チョコレート独歩」=写真=を限定1万本発売する。

 7種類の麦芽を使いベースとなるビールを完成させ、さらにイーストケンゴールディングというホップとカカオエキスを使用し、まろやかで深みのある味わいとチョコレートの香りをマッチさせた。酵母はイギリスタイプのエール酵母を使用し、上面発酵により香り豊かで洗練された味わいを持った発泡酒に仕上げている。

 アルコール度数5%。330ミリリットルで価格は357円。

 岡山県内の酒販店、スパー、百貨店で販売し、同社のホームページからも購入できる。

 問い合わせは宮下酒造へ。