もの作り

入社式挨拶(2005年4月号)

宮下酒造株式会社
社長 宮下附一竜

  1. ビジネス・モデルの転換の途中にある現状を正しく認識すること
    1. 清酒醸造中心型から総合酒類メーカーへ脱皮を図ること
      顧客ニーズの変化に対応して、提供する商品の多様化を図る
    2. 杜氏制の酒造りシステムから常勤社員による生産体制の確立
      商品の多様化に対応するために、社員による「もの作り」技術の強化を図り、商品価値の向上を実現して行く
    3. 酒販免許の規制緩和に対応して、新しい流通チャネルを確立すること
      1. 産直や通信販売など、新しい販売方法に対応していくこと。
      2. スーパー、コンビニなど新しい流通チャネルに魅力ある商品を提供すること
      3. 一般酒販店との連携の強化を図り、業務用酒類の販売を強化する
    4. 「もの作り」の基盤の上に、一層の「経営のサービス化」を実現して行くこと。
  1. クルー(社員)として、取り組むべき課題について
    1. 社員にとって最も大事なことは、仕事に対する情熱、すなわち「やる気」である。
    2. 社員は、命令されて行動するのでなく、言われる前に自分でよく考えて、自立的に仕事に取り組むこと
    3. 会社には、それぞれ目にはみえないが規律を形づくる社風があり、この社風に早くなじんでほしい