2008年2月21日木曜日 朝日新聞 大学生らが清酒づくり 宮下酒造で仕込み見学

大学生らが清酒づくり 宮下酒造で仕込み見学

 岡山大の農地で収穫された米だけを使った清酒「おお岡大」の酒づくりに、同大学生17人が挑戦している。初日の15日には、醸造元の宮下酒造(岡山市西川原)で酒造りを見学した学生たちが、仕込みタンクをのぞき込んで香りを確かめたり、米を蒸す様子を撮影したりした。

 「おお岡大」の仕込みは今年で3回目。本醸造酒に加え、昨年からは純米吟醸酒も醸造し、学生や教員らの間で人気も定着してきた。醸造家庭を実地で学べると、農学部が体験学習「『おお岡大』を造ってみ隊」を企画し、学生を募った。

 初日は、宮下晃一工場長から製造工程の説明を受けたあと、工場内を見学。酒米を蒸し、もと仕込みのタンク、酒を搾る装置などを見学した。次回以降は、もとこうじづくりや本仕込みなどを体験する。20歳以上の学生は、しぼりたての新酒も試飲する。

 参加した農学部2回生の西堀未紗さん(20)は「いい思い出にもなるし、勉強にもなる。最後の試飲も楽しみです」と話していた。

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