2007年12月16日日曜日 山陽新聞 岡山県農業大学校40周年記念 学生が栽培の新米利用
岡山県農業大学校(赤磐市東窪田)は来年の創立四十周年を記念し、学生が育てた米を使ったオリジナル純米酒を売り出す。来年二月の予定で、酒の名称を募集している。
同窓生らでつくる記念事業実行委が発案し、宮下酒造(岡山市西川原)に醸造を依頼。実習田(2.6ヘクタール)で栽培したヒノヒカリの新米四百八十キロを仕込んだ。酒米でないので「味はできてからのお楽しみ」と同校。
名称募集は動向を広く知ってもらう狙い。応募は二十日までで、一月中旬に審査。最優秀賞一点に一万円、優秀賞三点に各五千円を贈る。また酒は来年の記念式典で配るほか、千本を予約販売する。三百ミリリットル入り六百円、七百二十ミリリットル入り千五百円。
同校は農水省所管の農業研修施設として一九六八(昭和四十三)年設立。本年度から学校教育法の定める専修学校となった。二年の全寮制で、学生四十二人。卒業生千三百九十人。
名称の応募は、はがきに記入し、同校内「農大産純米酒」名称募集係(〒七〇一-二二二三、赤磐市東窪田一五七)まで。予約販売は電話などで受け付ける。
申し込み、問い合わせは同校(086-955-0550)。