2007年12月4日火曜日 朝日新聞 農業大学校のお米で造ります純米酒 ただいま「名前」募集中 創立40周年記念し480キロ仕込む 赤磐
県農業総合センター農業大学校(赤磐市東窪田)は、創立40周年を来年11月に迎えるのを控え、同校の学生が育てたコメを使って創立記念の純米酒を造っている。来年初めには完成する予定で、同校が名称を募集している。
同校は全寮制で2年間、農業や畜産業などについて学ぶ。68年に県立農業講習所と県立三徳農業研修所が廃止され、新たに設置された。今年度からは学校教育法の定める専修学校となり、卒業生には短大卒と同等の「専門士」資格が与えられ、4年制大学への編入の道も開かれるようになっている。
教諭らが、創立40周年の式典で配る記念品を考えているときに、学生が実習で栽培し年間約2トンの収穫がある食用米「ヒノヒカリ」に注目。オリジナルの酒を造ることにした。
醸造は、岡山市西川原の宮下酒造に依頼。10月中旬に収穫したコメのうち、480キロを精米して仕込んだ。来年1月中旬には、純米酒約600リットルができるという。
募集する名称は、「農大の魅力や農大らしさが感じられる名称を」と同校。最優秀賞1点を酒名に採用して賞金1万円を贈呈、優秀賞3点には賞金5千円が贈られる。
応募できるのは、県内在住か通勤・通学する人。はがきに名称(3点以内)と住所、氏名、性別、年齢、職業または学校名と学年、電話番号を記入して、〒701・222 赤磐市東窪田157、県農業総合センター農業大学校内「農大産米純米酒」名称募集係へ。締切は20日(消印有効)。
また、完成した純米酒1千本の予約注文も受け付ける。300ミリリットル入り600円、720ミリリットル入り1500円。問い合わせは同校(086・955・0550)へ。